専門性の高い翻訳を依頼することを考えている場合、翻訳会社を選ぶ時に、その翻訳会社はどんな分野が得意なのかをしっかりとリサーチする必要があります。
その翻訳会社の実績のある分野は何なのか?得意としている分野は何なのか?ちゃんと確認して依頼をしなければ、後々後悔することになります。
例えばザッと翻訳の分野を挙げてみても、
ビジネス翻訳/文芸翻訳/機械・技術翻訳/ウェブサイト翻訳/IT翻訳/マニュアル翻訳/法律関連/医療・医学翻訳/特許翻訳/字幕翻訳/金融関連/アニメ・マンガ翻訳/環境翻訳…
等々、実にたくさんの分野が翻訳には存在します。しかも、そこから文書のスタイルにまで細分化されるわけですから、全ての分野をカバーすることの難しさは想像しやすいと思います。
本当に大手でいいのか?
大手翻訳会社は様々な分野に対応できるよう、各分野ごとにスペシャリストを用意していることがほとんどです。しかし全てを完璧に網羅し、なおかつ全ての分野において実績が多数ある翻訳会社はさすがに少ないはずです。
当然ですが大手ですと、有名な企業や大学との実績は豊富なので信頼に値するでしょう。それで翻訳を依頼する会社を決めるのも全然ありです。実際、安心ですし。
ただ、実績は翻訳会社を選ぶ上でとても重要なポイントなのですが、マニアックな分野においては中小規模の翻訳会社のほうが優れている場合もあります。その点は注意が必要です。
やはり自分の依頼内容・分野をしっかりと把握して、翻訳会社の実績と得意分野を照らし合わせる必要があります。
翻訳する文書の読み手はどういう種類の人達なのか?専門家なのか一般人なのかも、翻訳を依頼するうえではとても重要な要素になります。
さらに分野別に確認した方がよいポイントがあるのですが、何故把握した方がよいかというと、一般的でない専門用語、つまり同業者間で使われる言葉や言い回しは、日本語の世界だけでなく外国語の世界でも存在しているからです。(当たり前といったら当たり前なのですが…)
しかし、その当たり前の事実こそ、その業界の人でなければわからないことのため、生半可な知識を持った翻訳会社には頼めないことなのです。パッと見実績が多そうでも、よく見ると…というケースは少なくありません。
主な分野になると思いますが、それぞれの分野ごとにどこに注意すべきかのポイントを紹介していきたいと思います。是非、翻訳会社を選ぶ際の参考にしてみてください。